大規模修繕とはよく耳にする言葉ですが、ちょっと小難しい印象を持たれている方も多いでしょう。
そもそも「大規模修繕が何なのかわからない」という方も珍しくありません。
そこで今回は、「大規模修繕」の基本についてご紹介していきます。
▼大規模修繕って?
マンションなど多くの建物は、年数が経つにつれ自然に劣化していくことがほとんどです。
このような「年数が経つことによる建物の劣化」を防ぐための工事が、大規模修繕工事と呼ばれています。
建築基準法では、建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の修繕を指します。
そしてこの「建築物の主要構造部」については「壁、柱、床、はり、屋根又は階段」と言われます。
つまり上記のような、建物の主要な部分の劣化を防ぐための大規模な工事が「大規模修繕工事」に当てはまります。
▼大規模修繕は計画的に行われる
大規模修繕工事は計画的に行われることが多く、工事の内容は大掛かりなものとなります。
そのため「計画的かつ定期的に行う、建物のメンテナンス」とも言えるでしょう。
マンションなどの大規模修繕工事は、一般的に「管理組合」が主体となって行います。その際、「長期修繕計画」に基づいて工事を進めます。
▼大規模修繕工事の例
大規模修繕工事には、具体的には以下のようなものがあります。
・
防水工事
・鉄部
塗装・
外壁塗装工事
・給水管・排水管工事
上記は一例ですが、大規模修繕ではこうした大掛かりな工事を行うことがほとんどです。
▼まとめ
マンションや大型
ビルなど、ほとんどの建物には寿命があります。
どんなに良い資材を使用した建物であっても、自然から受ける影響などにより劣化してしまうことは否めません。
そこで計画的かつ定期的に建物を修繕していくことで、経年劣化による不安を軽減することや、資産的な価値の低下予防にも繋がっていきます。