マンションなどの建物で、安心・安全に過ごすために必要な大規模修繕。
この大規模修繕の周期や、適切といわれる時期について、「実はよくわからない」という方も少なくありません。
大規模修繕の周期について知ることで、建物の経年劣化と上手く向き合っていきましょう。
▼大規模修繕の周期や適切な時期って?
一般的に
マンションの大規模修繕については、12年が1つの目安と言われることがあります。
その理由の1つとして、国土交通省による「長期修繕計画作成ガイドライン」の影響が挙げられています。
この中で、
外壁の
塗装や屋上
防水などを行う大規模修繕工事の周期が12年程度と表現されています。
こちらのガイドラインが公開されて以降、多くの
マンションが12年の周期で大規模修繕を計画するようになったと考えられています。
▼建物の部材の劣化も関係する
マンションを建築する際に使用される
外壁などの部材も、築年数と共に劣化していきます。
この部材にも保証期間が設けられていることがほとんどですが、多くの場合10年程度とされています。
部材の保証期間も過ぎ、経年劣化も気になり始める頃という意味でも、12年程度で大規模修繕をする
マンションが多いといえるでしょう。
▼まとめ
一般的に大規模修繕は「12年」の周期で行われることが多いとされています。
とはいえ建物の安全性や建物自体の価値を維持するためには、12年にとらわれすぎる必要はありません。
建物の状態に応じて、適切なメンテナンスを行うことが大切といえます。